コントローラの設定
本パッケージには、ゲームパッドのキーコンフィグ機能実装を簡単にするアプリ「コントローラの設定(設定.exe)」が付属しています。 このアプリをご自分のゲームと一緒に配布すれば、お手軽にゲームパッドのキー配置変更機能を実装できます。 ここでは設定.exeの使い方について説明します。
起動の仕方
設定.exeのアイコンをダブルクリックすると起動します。 起動の際、padset.iniに記録された設定が読み込まれます。 padset.ini ファイルがない場合はデフォルトの設定が読み込まれます。 起動時の引数にiniファイル名を指定すると、指定したiniファイルを読み込み・保存の 対象とします。
【使用例】設定ファイルに「test.ini」を使用する場合の例。
exec "設定.exe test.ini"
画面の説明
操作画面の各部の説明を行います。

番号 | ボタン名 | 内容 |
---|---|---|
1 | バージョン情報 | 本ソフト、コントローラの設定のバージョン情報を表示します。 |
2 | ゲームパッド | 設定変更を行う際に使用するゲームパッドを選択してください。 起動時またはPAD接続ボタンが押されたときに更新されます。 パッドが接続されていない場合はpad not found!と表示されます。 |
3 | 設定 | 設定を設定名称で選択できます。32種類の設定を保存できます。 |
4 | アナログスティック感度 | アナログスティックをハットキーの代わりとして利用する場合の感度設定です。 感度を高くすると、スティックをわずかに傾けるだけで反応するようになります。 |
5 | スキン | スキンの変更ができます。使用するゲームに合わせて選択してください。 |
6 | 順送り | チェックされていると、フォーカスを自動的に移動して連続で設定を変更できます。 チェックされていない場合は設定を変更してもフォーカスは移動されません。 |
7 | ボタン設定ボックス | ボタン配置の変更に使用します。 ゲームパッドのボタンを押すと、ボタン名が表示されます。 ※同じ場所に複数のボタンを設定すると、設定したボタンのどちらを押しても同じ結果(場所)を返すようになります。 設定するには、同時押しをする必要があります。順送りをoffにして設定するとやりやすいと思います。 |
8 | 設定 | コントロールパネルのゲームコントローラの設定ダイアログを開きます。 |
8 | PAD接続 | ゲームパッドのの再認識を行います。本ソフト起動中にパッドを抜き差ししたときにクリックしてください。 |
8 | デフォルト | 表示中の設定を規定値に戻します。 |
8 | 適用 | 設定を保存します。 |
8 | OK | 設定を保存して、アプリを終了します。 |
8 | キャンセル | 設定を保存せずに終了します。 |
9 | ステータスバー | 現在の状況を表示します。左から順に、 ・現在設定中のボタンの名称。 ・操作のヒント。 ・設定ファイル名。編集対象となるiniファイル名。 |
10 | アナログスティック設定ボックス | アナログスティックの配置変更に使用します。マウス操作で選択する必要があります。 アナログスティックのプラス方向を逆にしたい場合は、頭に「-(マイナス)」がついたものを選択してください。 |
11 | アナログスティック動作確認バー | アナログスティックの動作確認ができるバーメーターです。 設定を変更した場合は、「適用」ボタンを押すと変更内容が反映されます。 |
ゲームパッドの認識
PC本体にゲームパッドを接続した状態で本ソフトを起動すると、自動で認識します。
また、本ソフト起動後にパッドを接続した場合は、[PAD接続]ボタンをクリックすると
パッドの検出を行ないます。
ボタンの設定
- 画面から設定を変更したいボタンのインプットボックスをクリック。
- 接続してあるゲームパッドまたはキーボードのボタンを押すと、設定が変更されます。
- 設定を保存して終了。(適用かOKボタンをクリックすれば保存されます。)
- 使用しないまたは存在しないボタンは、スペースキーを押して設定を[not use]にするとそのキーコードは出力されません。
- 同時押しで、1つのボタンに複数キーを設定できます。入力がしにくいので、順送りチェックボックスをオフにして入力してください。
ごくごく簡単な操作説明例
- 設定.exeを起動します。
- ステータスバーの左下を見ながら、ボタンの設定行います。
画面上のボタンに該当するボタンを入力していってください。
該当するボタンがないときは、スペースキーを押してください。 - 設定が終了したら、okをクリックして終了してください。
設定が保存されます。
ゲームパッドを操作しても反応がない場合
- 上部にある「設定に使用するゲームパッド」を変更してみてください。
- PAD接続ボタンを押して、ゲームパッドをの検出を再度行ってください。
スキンの変更
- ゲームに合わせてスキンを選択して使用できます。
「順送り」チェックボックスの左にあるコンボボックスで変更できます。 - 通常は、「アクション」のスキンを使用することが多くなると思います。
この画面は、padset.hspを書き換えることで自由に変更できます。 - ゲームコントローラを模したスキンを使うと、ゲーム中にゲームコントローラを想定した説明が使用できます。
例:「△ボタンを押してください。」「右手側の上のボタンを押してください。」など - 必要ないスキンは、padset.hspを書き換えて表示されないようにしてお使いください。

設定.exe の配布
設定.exeは、ご自分で作成したゲームに同梱して利用する事ができます。 同梱する場合は、設定.exeファイルだけで動作します。必要があればpadset.iniも一緒に同梱してください。 その他の画像ファイル等はexeファイル内にあるので、同梱する必要はありません。
また、ご自身のゲームソフトに合わせてカスタマイズした設定.exeを同梱することも出来ます。
設定.exe の変更
設定.exeは、padset.hspを実行形式にすることで作成できます。 また、padset.hspはライセンスに従い変更できます。 padset.hsp を「実行ファイル自動作成」で実行形式に変換すると、設定.exeと同じものが作成できますのでご利用ください。
padset.hspの内容を変更してご使用になられる場合は、 バージョン表記をご自分の名前に変更してご使用ください。(→ライセンス)
実行形式ファイルを作成する際は、padskn01.png~padskn07.png、pad_icon.ico が必要です。必ずpadset.hspと同じフォルダに置いてから実行形式ファイルを作成してください。 実行形式への変換後は、exe内に組み込まれるため必要ありません。exeファイル単独で動作します。