Easy3D For HSP
Easy3Dはおちゃっこさんが作成し公開している
HSPで3D描画を行うためのプラグインです。
現在はHSP2.61版の開発が終了し、HSP3版がリリースされています。
配布元:
おちゃっこLAB
HSPでの3Dゲーム開発用に適したプラグインのひとつです。(この他にもZGPやHgimg、Forsythia3Dなど3Dゲーム開発が出きるプラグインがいくつか存在します。)
現バージョン(ver1.1.2.6)ではフォグやパーティクルには対応していませんが、個人的にはゲーム開発には一番向いているような気がしています。
※フォグはDirectX9以降対応版で対応する予定のようです。HSP3での開発になるとのことです。
さて、ここではおっちっこさんのEasy3Dを使うための資料を作ってみようと思います。
Easy3Dの習得がてらですので、参考にはならないと思いますが…。
Easy3D For HSP2.61
正式な最終バージョン:ver.1.1.2.6
for HSP3のリリースと同時に開発が終了しました。
※フォグに対応したver.1.1.2.7は正式な公開が行なわれていません。(2006/12/17現在)
ヘルプファイルの入手
マニュアル(e3dhsp_func.htm)を見れば全ての命令の解説がされていますが、プログラム作成時にはワンキーヘルプがあると便利です。
Easy3Dのセットにはワンキーヘルプ用のヘルプファイル(hsファイル)が含まれていないので作ってみました。
Easy3D用のHSファイル(HSPヘルプブラウザ用ファイル)はこちらからダウンロードできます。
Ease3D for HSP 2.61 ver1.1.2.6用HSファイル (hsファイル作成2006/06/08)
HSP2.61をインストールしたフォルダのhsphelpフォルダ内にコピーしてご利用ください。
このHSファイルはマニュアル(e3dhsp_func.htm)から移殖したものです。
移殖に関するミスがありましたらご連絡ください。可能な範囲で対応したいと考えています。
インストール
1. e3dhsp.asをcommonフォルダにコピーします。
2. e3dhsp.dllをHSP2.61の本体があるフォルダと同じフォルダにコピーします。
3. インストールが終了したら、サンプルスクリプトが動作することを確認してください。
動作環境
Microsoft DirectX8.1 以上が必要です。
動作するOS、メモリ、CPU、VRAM、などは不明。
使用方法
Easy3Dを使用するスクリプトの中で、
#include "e3dhsp.as"
と記述して、e3dhsp.asファイルをインクルードしてください。
権利
Easy 3D for HSP の著作権は、製作者である「おちゃっこ」さん(旧:おちっこさん)にあります。
サンプルプログラム一覧
Easy 3D for HSPには豊富なサンプルスクリプトが付属しています。
サンプルとして付属しているスクリプトのファイル名と内容の一覧表です。
適当にジャンル分けしてみましたが、整理の仕方がいまいち…やっぱり絵がないと分かりにくいか。
ファイル名 |
分類 |
説明 |
3dhsp_fight.as | ゲーム:格闘ゲーム | ネコ耳少女の格闘ゲームサンプル。 |
e3dhsp_ground.as | ゲーム:マップ | フィールドを動き回るサンプル。 |
e3dhsp_wall.as | ゲーム:マップ | キャラクターを道の上だけ移動させるサンプル |
e3dhsp_motionpoint.as | ゲーム:キャラクター | リアルタイムのボーン変形サンプル。 |
e3dhsp_fillupmotion.as | ゲーム:キャラクター | モーションをリアルタイムで補間して、表示するサンプル。 |
e3dhsp_ikrotatebeta.as | ゲーム:キャラクター | IK機能、多関節アームのサンプル。 |
e3dhsp_MouseDePose.as | ゲーム:キャラクター | ボーンをドラッグして、IKで、ポーズを作るサンプル。 |
e3dhsp_LoadByNewThread.as | ゲーム:キャラクター | 新たにスレッドを作成して、データを読み込むサンプル。 |
e3dhsp_autorun.as | ゲーム:制御 | キャラクターの自動走行(ナビライン)サンプル。 |
e3dhsp_lookatq.as | ゲーム:制御 | 指定した向きを向かせるサンプル。 |
e3dhsp_getjointinfo.as | ゲーム:制御 | ジョイントや、表示オブジェクトの情報を取得するためのサンプルです。 |
e3dhsp_pickface.as | ゲーム:制御 | マウスで地面をクリックすると、その場所にバナナが移動し、それを追いかけるように、サルが歩く。E3DPickFaceの使用例。 |
e3dhsp_GroundNormal.as | ゲーム:制御 | キャラクターの上方向を地面の法線ベクトル方向に向けるサンプル。 |
e3dhsp_ConfLineAndFace.as | ゲーム:制御 | 任意の線分と、sigモデルデータの面との当たり判定のサンプル。 |
e3dhsp_CameraOnNaviline.as | ゲーム:制御:カメラ | カメラ制御サンプル。 |
e3dhsp_savedisplay.as | グラフィック | リアルタイム表示の画面を、BMP,AVIファイルに保存するサンプル。 |
e3dhsp_alpha.as | グラフィック | 3Dキャラクターの半透明処理サンプル |
e3dhsp_font.as | グラフィック | フォント表示のサンプル。 |
e3dhsp_scrollBG.as | グラフィック | 背景のUV座標を設定して、スクロールするサンプル。 |
e3dhsp_fontWithCnt.as | グラフィック | 文字の表示タイミングを指定して、徐々にテキストを描画するサンプル。 |
e3dhsp_fullscreen.as | グラフィック | フルスクリーンで描画めのサンプル。 |
e3dhsp_antialias.as | グラフィック | アンチエイリアスのサンプル。 |
e3dhsp_TextureRaster.as | グラフィック | 3D画面をテクスチャにコピーし、テクスチャをラスタースクロールして、画面一杯に表示するサンプルです。 |
e3dhsp_TextureChange.as | グラフィック | テクスチャーを切り替えるサンプル。 |
e3dhsp_toolscamera.as | グラフィック | ツール作成向けの、カメラワークのサンプル。 |
e3dhsp_vertpos.as | グラフィック:座標 | 頂点座標を、キー入力に応じて、プログラムから、移動させるサンプルです。 |
e3dhsp_screenpos.as | グラフィック:座標 | 3Dオブジェクトの、スクリーン座標(画面上での2D座標)を取得するサンプルです。 |
e3dhsp_Spline.as | グラフィック:座標 | 位置座標と、クォータニオンの、スプライン補間計算のサンプル。 |
e3dhsp_pickvert.as | グラフィック:座標 | マウスでクリックした位置の頂点を検出し、その頂点に、色をセットするサンプル。 |
e3dhsp_DrawLine.as | グラフィック:座標 | 3D空間にマウスでクリックして、線を描くサンプル。 |
e3dhsp_sound.as | サウンド | 音の再生サンプル。DirectMusic |
e3dhsp_3Dsound.as | サウンド | BGMと、3Dサウンドの効果音を重ねて再生するサンプル。 |
座標系
座標系は左手系のようです。
ファイル
入出力に使用するファイルは次のとおり。
まだ、作成するソフトすらわかりません。
データ | 拡張子 | 作成ソフト |
形状データ | *.sig | RokDeBone2 |
形状データ | *.mqo | メタセコイア |
モーションデータ | *.qua | |
モーションデータ | *.mot | |
地面データ | *.gnd | |
テクスチャに使用できる画像ファイル形式
jpg, bmp, png, dds
GHP(仮)