mikoto影響度ボックス

アンカーを分離する

オブジェクト名に「anchor」とついているモデルは影響度ボックスのモデルです。
mikotoの現バージョンでは、複数の材質のボックスを同じオブジェクト内にまとめて書くことが出来ます。
しかし、RDB2では同じオブジェクト内に異なる材質のモデルがあるとうまく動作しないようです。
ということで、分離させる必要があります。

まず分離させたいオブジェクトを選択し、「複製」をクリックしてオブジェクトを複製します。
複製したらオブジェクト名を変更します。複製元と複製したオブジェクト両方です。
命名規則は、

 anchor[アンカー名]|[ターゲット名]

となっています。ターゲット名は影響度を反映させるオブジェクトの名称です。
アンカー名は任意の名称が使えます。
ターゲットは同じなので、ターゲット名は同じに。アンカー名は分かりやすいもので区別がつく名前を付けます。

例えば、ターゲットのオブジェクト名が「mR手1」で、「肩から肘」と「肘から手首」の2つの 影響度ボックスがあったとします。
この場合はこんなふうにつけるといいと思います。

 分離前:
 「anchor腕R|mR手1」 …材質:「肩から肘」と「肘から手首」

   ↓ ↓ ↓

 分離後:
 「anchor腕R1|mR手1」 …材質:「肩から肘」
 「anchor腕R2|mR手1」 …材質:「肘から手首」

アンカー名は体に近いほうから若い番号を割り当てるようにしています。

さてここまでではまだ2つのオブジェクトがあってそれぞれに2つずつ影響度ボックスが入っています。
1つの影響度ボックスに1つの材質になるように、いらないデータを消していきます。

片方のオブジェクトだけを表示にして、鍵マークを解除しておきます。
あとは、いらない方の材質で出来ているモデルを削除します。
消したい材質を選択して編集メニューから「現在の材質の頂点・面を選択」を使うと便利かもしれません。
終わったら、もう片方のオブジェクトでも同じように、今度は先ほど残したほうのデータを削除します。
これで分離完了です。

この調子で全部分離します。

mkiファイルを使う場合

オブジェクト名に「sdef:」や「bdef:」がついているモデルは影響度ボックスによる設定を行うモデルです。
MKIファイルは「sdef:」の情報を出力しません。
MKIファイルを利用する場合は、あらかじめ「sdef:」を「bdef:」に置き換えておく必要があります。

テキストエディタでMQOファイルを開いて、「sdef:」を「bdef:」に置換すれば完了です。

RDB2のmikotoデータ読み込みは思った以上に優秀

修正結果はmikotoで確認しながら作業を進めるといいでしょう。
うまく作ることが出来ると、ほとんど修正なしのままRDB2で利用できるようです。
mikotoからの移植に限らず、RDB2用モデルを作る際でもうまく使えるようになれば 作業効率上がるんじゃないでしょうか。(勝手な妄想ですが。)

使い方が分かっていないころは、RDB2はmikotoデータを完全には読み込めないものと思っていたのですが、 実際には思っていた以上にちゃんと読み込めていたようです。(古いmikotoの仕様のようですが。)
調べてみてよかった。