mod_SceneManagerモジュール
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mod_SceneManagerモジュール Ver.1.00a (2025/12/20)
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mod_SceneManager は HSP3 用の軽量なシーン管理/トランジションモジュールです。
機能
このモジュールは HSP3 のスクリプト内でシーン管理とトランジション(フェード等)を簡潔に扱うためのものです。 描画はユーザー側で実装するため、2D/3Dなどの描画命令の違いを気にせず導入ができます。
- シーン(初期化/終了/更新)をサブルーチンで事前登録してシーンIDで管理
- トランジションは描画サブルーチンを事前登録して トランジションID で管理
- トランジション中もシーンの更新は行われる(入力停止等の制御はユーザ側で行う)
要件
Windows/HSP3Dishなど、環境を問わず利用可能です。
インストール
HSPスクリプトエディタのHSP3 Updateに下記アドレスを設定して、一覧からmod_SceneManagerを選択してインストールしてください。
https://mclab.uunyan.com/dl/package/u10_index.hspupd
手動でインストールする場合は、ダウンロードしたzipを展開してできたファイルをHSP3のインストールフォルダに上書きコピーしてください。
使用方法
- スクリプトのはじめに、
#include "mod_SceneManager.hsp"を記述してください。 - 各シーンを
SceneManager_RegisterSceneで登録 各シーンの初期化処理、終了処理、画面更新処理のサブルーチンを指定します。 - 必要ならトランジションを
SceneManager_RegisterTransitionで登録 画面推移効果を記述したサブルーチンと、推移速度を指定します。 - メインループで毎フレーム
SceneManager_Updateを呼ぶ。 - シーン切替は
SceneManager_Change(即時)またはSceneManager_TransitionTo(トランジション付き)を呼ぶ。
命令・関数
| SceneManager_CancelTransition | トランジションを中断して即座に移動 |
| SceneManager_Change | シーンを即時切替 |
| SceneManager_RegisterScene | シーンを登録 |
| SceneManager_TransitionBackTo | 前のシーンに遷移要求 |
| SceneManager_TransitionTo | シーン遷移要求 |
| SceneManager_Update | シーンの更新 |
| トランジション管理 | |
| ceneManager_GetTransitionMeta | トランジションのメタ情報を取得 |
| SceneManager_GetTransitionState | 現在のトランジションの状態を取得 |
| SceneManager_IsTransitionActive | トランジション中を確認 |
| SceneManager_RegisterTransition | トランジションを登録 |
| ceneManager_Init | モジュールを初期化 |
補足説明
このモジュールで使用している用語について解説。
シーン
ゲーム内の1つの場面や状態を表す単位です。 ゲームなら、タイトル画面、各ゲームステージ、リザルト画面などがそれぞれシーンに該当します。 Unityで使われるシーンと同じ意味で使用しています。
トランジション
シーンからシーンに遷移する(切り替わる)時の画面効果のこと。 このモジュールでは、画面切り替え効果に必要な情報を管理することができます。 遷移中の状態にあったアニメーション描画処理を自分で書くことで、シーン切り替え演出を表現することができます。 実際の切り替えの視覚効果は、ユーザー自身で作成する必要があります。 フェードイン・フェードアウト、アイリスアウト・アイリスイン、ルール画像など、使用している描画システムを使って自分で作成してください。
ライセンス
「mod_SceneManagerモジュール」は MIT ライセンスです。
更新履歴
| 2025/11/26 v1.00 | 公開開始 |
| 2025/12/20 v1.00a | 説明テキストの書き方をMarkdownをやめて普通の書き方に修正 |