とりあえずSIXAXISを使えるようにする
とりあえず
HSPでSIXAXISの情報を取得できるようにする前に、SIXAXISをPCで使えるようにする必要があります。
前項でも書きましたが、USBケーブルで接続しただけでは使えないので、ソフトの導入が必要です。
はじめにお約束の口上を書いておきます。
ここの説明に書いてあることを行って、もし何らかの不具合が発生しても、私は一切の責任を負いません。
すべて自己責任で行ってください。
では早速、使えるようにしちゃいましょう。
用意するもの
USB接続の場合の説明です。
- SIXAXIS
- SIXAXISとPCをつなぐUSBケーブル
- SixaxisDriver
だいたいこんなもんでしょうか。
ソフトはusb_hid_init.zipでも動かせるようになると思いますが、私が使ったことがありません。
仕方がないのでここでは使用経験のあるSixaxisDriverについて書いていこうと思います。
ダウンロード
- [CodeProject: Wired PS3 Six Axis Controller Using USB HID as Input. Free source code and programming help](http://www.codeproject.com/KB/mcpp/wiredps3axis.aspx) にアクセスします。
- 「Driver which initialises the controller」をクリックしてsixaxisdriver.exeをダウンロード。
と思っていたのですが、どうやら今(2012年現在)は上記アドレスからはダウンロードできなくなっているようです。
ということでダウンロードできるところをいくつかさがしておきました。
下記アドレスからsixaxisdirver.exeをダウンロードして下さい。
インストール
- sixaxisdriver.exeを実行する。
ウィンドウが開いてインストールが始まります。 - 「インストールしますか?」と聞いているらしいのでそのまま「Next >」をクリック。
- 「インストールフォルダを指定してください。」と聞いているようなので、 特に問題がなければそのまま「Next >」をクリック。
- 「スタートメニューにショートカットを登録するよ。」といっているようなので、 特に問題がなければそのまま「Next >」をクリック。
- スタート以外にアイコンを作るか聞いているようなので、必要に応じてチェックマークを入れて「Next >」をクリック。
・Create a desktop icon:デスクトップにアイコンを作成する。
・Create a Quick Launch icon:クイック起動にアイコンを作成する。 - ここまでで設定したインストール作業内容を確認できるので、確認して問題がなければ「Install」をクリック。 インストールが始まります。
- 「インストールが終わりました。」と書いてあるようです。
チェックマークつけたまま「Finish」をクリックするとDriverLoaderが起動する。
チェックをはずせば起動しない。 とりあえず、チェックはつけたままでいい。
起動
- DriverLoaderを起動する。
- Sixaxisをつなぐ。
- 「Load Driver」をクリック。
- 「Exit」をクリック。
- コントロールパネルからゲームコントローラを起動する。
「PLAYSTATION(R)3 Controller」のプロパティを開いて動作チェックをしてください。
ちゃんと動けば作業終了です。
うまく認識しないようなら1.からやり直してみてください。
ここまで出来たら適当なゲームを起動して操作してみてください。
Sixaxisが通常のゲームコントローラーとして使用できるはずです。
ちなみに次からは特にソフトを起動する必要はないようです。
LibUsb
今回ここで紹介したSixaxisDriverではLibUsbの導入は必要ありません。
しかし、今回説明しなかったPLAYSTATION3 SIXAXIS initiatorやusb_hid_init.zipでは、LibUsbの導入が必要です。
LibUsb-Win32:http://libusb-win32.sourceforge.net/
LibUsb-Win32をインストールすれば、sixaxisに特別なリクエストが送信できるようになるようです。
しかし、VistaではLibUsb-Win32は導入すると全てのUSB機器が使用できなくなるという話があります。
一方でVistaにLibUsb-Win32をインストールしても何も問題なかったという話もあり、Vistaへの対応状況がよく分かりません。
VistaにLibUsb-Win32を導入する場合は十分注意してください。
USB接続のキーボードやマウスが使用できなくなるので事前に十分な対策の知識が必要です。
ちなみに起動時に「前回正常起動時の構成」を使用することで復旧する可能性もあるようです。
資料
画像付きで解説されているページがあるので紹介しておきます。私もこのドライバの存在知りました。
trial and error - PS3 の SIXAXIS (DUALSHOCK3) を Windows PC で "簡単" に使う。
http://techno-st.net/2008/03/21/ps3-sixaxis-dualshock3-windows.html
忘れるところだったアンインストール
必要ないと思いますが、SixaxisDriverのアンインストール方法を説明します。
- 「プログラムの追加と削除」からアンインストールします。
SixaxisDriverを探してアンインストール。 - なにやら英語でメッセージが出てくるが「はい」をクリック。
「SixaxisDriverのファイルを全部削除していいですか?」と聞いているようです。 - なにやら英語でメッセージが出てくるが「OK」をクリック。
「削除成功しました。」と言ってるようです。
これでドライバ自体のアンインストールは完了ですが、そのままではドライバが元の標準のドライバに戻らないので、以下は元に戻す手順です。
- SIXAXISをPCに接続する。
- デバイスマネージャを開く。
ツリーからUSBの項目を開くと、「!」マークが付いたデバイスが出てくる。(これがSIXAXIS) - 「!」マークが付いたデバイスを右クリックして削除をクリックする。
- 一度SIXAXISを引き抜いてからPCに再び接続する。
- SIXAXISが、HID準拠ゲームコントローラとして認識され、Windows標準のドライバで認識されます。
ちなみに、SixaxisDriverのインストールとアンインストールを繰り返していると、SixaxisDriverを正常にインストールできなくなる事があるようです。
この場合は、USBケーブルのPC側差込口を別の場所に変えてやるとうまくインストールできるようになります。
理由はよく分かりませんが、私が遭遇したときはひどく困りました。