Mikotoを使ってみる
Mikoto
Mikotoとは、モデルデータにポーズをつけるためのフリーソフトです。
開発者はゆーりさん。(SASAKINGDOM)
このソフトはメタセコイアでモデリングしたモデルデータにポーズをつけたり、それをアニメーションさせたりが出来ます。
日本語で動作するフリーのモーション作成ツールといえば、おそらくMikotoとRokDeBone2ぐらいしかないでしょう。
Mikotoはポーズをつけてアニメーションさせる以外に機能がついていません。
RokDeBone2ではあたりまえについているボーンを修正したり、影響度を設定する機能を持ちません。
設定の大部分はメタセコイアでの作業で行うようになっています。(詳細はヘルプか解説サイトで。)
その反面、直感的な操作がしやすくなっています。
入手
2008/03現在、Mikoto公式サイトSASAKINGDOMはサーバーの調子が悪いのかなんなのか分かりませんが、
正常に動作していません。そのため公式サイトからの最新版のダウンロードが出来なくなっています。
現在はmikotoユーザーにより、ゆーり氏に許可を得た上での再配布が行われています。
わりとどこのユーザーサイトでも入手できるようです。
ですが一応mikotoが入手可能なサイトを紹介しておきます。
CypherS TufT
このサイトはmikoto対応のモデルデータの配布も行われていますので、モデル作成の参考になります。
なお最新バージョンはver.0.4f。
ファイルを読み込んでみる
mikotoでメタセコイアファイル(*.MQO)をmikotoで読み込んでみます。
mikotoを起動します。
すでにmikotoで何らかのファイルを開いている場合は、まず「ファイル」メニューから「新規作成」を選択して、モデルが何も読み込まれていない状態にして置いてください。
エクスプローラからMQOファイルをmikoto上にドラッグ&ドロップしてください。
メッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
これだけでファイルが読み込まれます。
モーションファイル(*.MKM)がある場合は、MQOファイルとMKMファイルが入ったフォルダごと
ドラッグ&ドロップすると、モーションデータもモデルと一緒に読み込むことが出来ます。
一応、面倒なほうのやり方も書いておきます。
メニューバーから「ファイル」、「開く」を選択します。
ファイルを開くダイアログが開きます。
開きたいmqoファイルを選択して「開く」をクリックするとモデルが読み込まれます。
めんどくさいだけなのでドラッグ&ドロップで十分です。
ポーズをつけてみる
さて、読み込んだMQOファイルがmikotoの仕様にしたがって作られていた場合は、ボーンと影響度設定が
反映された状態になっているはずです。
ボーンをクリックしてポーズを付けて見ましょう。
ボーンをクリックすると「新規にモーションを生成します。」といったメッセージが出ますが、
気にせず「OK」をクリックしてください。
あとは適当にマウスでグリグリやってかっこいいポーズでもつけて遊びましょう。
適当に動かしつつ、ボーンのつけ方や影響度の設定の仕方がおかしくないことを確認しておいてください。
配布されているものは大丈夫だと思いますが。
ポーズのつけ方やアニメーションのつけ方なんかは解説してくれているサイトがいくつかあるのでそっちを見てください。
例えば…
UMEMORI★69
MR MATTRESS AND HIS POLYGON FACTORY
松井めし画術HP
このあたりでしょうか。かなり参考にさせていただきました。
影響度設定ファイルの出力
mikotoでは、読み込んだデータの影響度を影響度設定ファイル(*.MKI)として出力することが出来ます。
このデータはRokDeBone2ではプラグインを介して読み込むことが出来ます。
RokDeBone2では必須のファイルではありませんが、あると便利なファイルですので作っておくといいでしょう。
影響度ファイルを出力したいモデルデータを読み込んでおきます。
左側のツリーから「project」をさがして、右クリックします。
「エクスポート」を選択します。
ファイルの種類を「Mikoto Intermediate (*.mki)」に設定し、保存先とファイル名を指定して
保存をクリックしてください。
これでmkiファイルの出力は完了です。