作成や公開のコツ
はじめに
ちょっと動画について偉そうに講釈をたれてみたいと思います。
大した実績無いのに恥ずかしい限りですが…誰かのお役にたれれば幸いです。(立つかなー?)
まず、私が作る動画のほとんどは「ニコニコ技術部」に分類される動画です。
→作った物リスト
ここではこれら私が作成した動画を元に1000再生オーバーを目標とした注意点とか書いていきます。
以下、私個人の分析なので、再生数が全く伸びなくてもそこは自己責任とお考えください。
文句言われても困ります。(^ ^;
作り方
私の場合あまり動画作成に時間もお金もかけたくないので作り方は簡単です。
- 元になる映像はデスクトップをキャプチャするツールを使ったりwebカメラでの実写映像や写真などその都度都合のいい方法で用意しています。
- BGMはベストなものがない場合は、ニコ技系動画で定番の「てってってー」または「ニコ技テーマソング」を使用しています。
- 動画編集はWindowsムービーメーカー。
テンプレがたくさん用意されているので簡単です。特殊なことはやらないのでこれで十分。
Windows Live ムービーメーカーは私には合わなかったようです。 - AVI出力は適切な解像度で最高画質出力。ファイルサイズは気にしない。
規定の解像度以外の場合、投稿時に再エンコードされて画質が落ちてしまうので解像度は要注意です。 - 作成した動画はアップする前に最適化します。つんでれんこかニコエンコがいいと思います。
私はつんでれんこを使っています。
これらのソフトを使うと簡単に高画質で再エンコされない動画が作成できます。 - あとはアップロードするだけ。
解像度の数値についてやその他技術的な内容は下記サイトを参照ください。
コメント付かないんだけど?
<コメントが無い動画は一覧に現れません>
コメント数が0の場合に表示されますが、現在はコメント0でも新着投稿動画に表示されるそうです。
資料:http://dic.nicovideo.jp/a/<コメントが無い動画は一覧に現れません>
技術系の動画はコメント数が少ないそうです。
弾幕や合いの手を入れて楽しむ参加型ではないからでしょうか。技術系は地味になりがちですからしょうがないと思います。
ちなみに参考値として私の動画を調べてみると、再生数に対するコメント数は平均1.8%ぐらいでした。
他の動画よりコメント数は少ないかもしれませんが、普段配布サイトや掲示板で得られるコメントよりも圧倒的にたくさんの意見をもらうことができます。 賞賛から不平不満まで、ありがたいことです。
再生数が伸びない
コメントをもらうには再生数を伸ばす必要があるようです。ていうか再生数伸ばしたいですよね。
私もです。誰かコツ教えてくれないかな…とりあえずここでは私の経験から得られているポイントを書き出したいと思います。
まずはサムネをクリックしてもらうことです。これがないと絶対に再生してもらえません。
なのでこれが何よりも大切だと思います。
タイトル
タイトルの付け方については根拠のない持論を…。
・数文字の短いものだとわけわからなすぎてクリックしてもらえないと思います。少々長くても誰にでも伝わる言葉にする。
・長すぎるとサムネの時に最後が省略されてしまうのでほどほどにする。(何文字だったかな?)
・ありふれた付け方をする。見慣れた書き方のほうが視認されやすいし理解もしてもらえやすいと思うのでそうしています。【】をつかったり「~を作ってみた」とつけたりですね。
人の興味を引く付け方もあると思いますが、私には無理でした。orz
サムネ画像
サムネ画像が最初のクリックに与える影響はかなり大きいようです。
実際に平均約3000再生ぐらいの動画シリーズで、サムネの見栄えがよくないものだけ1000再生に満たない結果が得られました。(私の場合)
- 過去に作った動画のサムネと似たものにしない。
見たことのある動画と思われてるのだと思います。
さらにシリーズ物などでタイトルも似ていると気づいてもらえない可能性が増します。避けたいですね。
これも実際にシリーズ物で問題があるものだけ再生数が3/2程度に低下したものがありました。
▼このシリーズでは平均的な再生数。
▼前回とよく似ていたせいか再生数が激減。
- 何が写っているのかよくわからないものよりもはっきりわかるカットを使ったほうがいいと思います。
サムネだけ見ていると目に止まらないからです。誰もがタイトル読んでくれるかはわからないですから。
▼被写体が小さすぎて何が写っているかよくわからない例。(内容的にも問題があったのかもしれませんが…。)
▼キャラクターが黒く潰れてしまった例。再生数が激減。見やすいサムネにすることで再生数が回復しているのがわかる。
- 今のところ私の動画の中で再生数が多いのはエロ、ミク、野口英世です。
結局何の画像が一番いいのか…これはわかりません。インパクトあれば何でもいいのかな?
※ミクのコメントはほとんとは「世界の新着動画」のコメントです。当時はまだ世界の~からのコメントは残る仕様でした。
※野口英世は光栄にも「サムネホイホイ」タグをつけて頂きました。w
- 最初のクリックをもらうためにはサムネホイホイを目指すぐらいが丁度いいのかもしれません。
と言ってもほんとにサムネホイホイだと迷惑なので、サムネも意識しつつ動画を作るようにしたほうがいいのかもしれません。
再生時間
私はあまり長すぎる動画だと再生しないことがあります。再生しても内容次第で長い動画はスキップしながら再生したりしてしまいます。
みなさんはどうされてるんでしょうか。
ですので私の場合、目安として長くても5分程度で収まるように注意しながら動画を作っています。(6分超えてるものもありますが…目安なので。)
タグ
タグはジャンルや内容を解説するものではなく、検索の手がかりとするためのものです。
独自のタグではなく、できるだけありふれたものをつけるようにしたほうが検索に引っかかりやすくなります。(タグをクリックして検索しますよね?)
ニコニコ大百科に登録されていないものでもいいので、できるだけ多く使われているものを設定するようにしたほうがいいと思います。
ということで先ずはカテゴリタグを設定してロック。カテゴリタグはロックし忘れるとそのカテゴリに所属できないそうです。
あとは該当しそうなタグをいくつか登録しておくといいと思います。
タグのロックは最大5つまで出来ます。必要なタグはロックが必要ですが、、、最初のうちはむやみにロックしないほうがいいと思います。
うp主が設定したタグも視聴者から見れば見当違いということがあります。
あるいは思いもしないような言葉で、それでいて適切なタグが付けられることもあります。
そういうときに不適当なタグがロックされて数が足りなくなると、あきらめるかどれかを消すことになってしまいます。
最初のうちは視聴者に手伝ってもらって消したり書いたりをしてもらうといいかと。そのうち「これは!」というタグが設定された時にロックするといいと思います。
私はタグロックはあらし対策のための機能ととらえています。またタグは視聴者が遊べるスペースの一つとも考えています。(これが正しいかどうかはともかく…。)
アップロードのタイミング
できるだけ多くの人の目に触れるには世界の新着動画で再生されるかもという少ない確率も、出来れば捨てたくないですね。
しかしアップロードのタイミングによっては、世界の新着動画の選考対象から外れてしまうことがあります。
枠の放送開始時間の3時間前が締切時刻だそうです。他にもいろいろと条件がありますが詳細はニコ百の「世界の新着動画」を参照してください。
あとは運が良ければ再生されますし、動画の内容が良ければあるいは運が良ければ最後まで再生され「完走」することができます。
(私の場合は運が良かったです。編集下手すぎていつ終わるかわからないような作りになっており、いつの間にか逃げ切りで完走してました。w)
再生数の成績発表
再生数が伸びるのは投稿直後からだいたい1週間程度?でしょうか。きちんと記録してないのでわかりません。
ものによっては違うかもしれません。私の場合だいたいこのぐらいだったような気がします。
投稿からしばらくすると再生数が頭打ちになります。その後はほとんど変動することはありません。変動がなくなったらこれが結果だと思っていいと思います。
技術系の動画は歌やダンスと違って何度も見返すことは無いですし、時間が経つと鮮度も落ちるとかそのへんが原因だと思います。
と、ここまでうまくやれれば多分4桁は達成できると思います。
1000再生ならコメント20コぐらい。ここまでくれば成功なんじゃないでしょうか。
私の場合わかってても上手には実践できないわけですが…とりあえずサムネミスの動画1つを除けば全て4桁を達成しています。
4桁の壁を超えるッ!
私の実力では無理です。
「4桁の壁」という言葉があるほどで、これ以上に再生数伸ばすのは困難です。
ここからは内容勝負…ってことなんでしょうね。きっと。
しかし私の場合は幸いにも偶然5桁達成できた動画があります。
私の実力ではないのですが少し分析してみました。
流行には乗っかる
この2つの動画が5桁再生を達成しています。
【ツール】デュラララ!!EDパロ作成支援ツールを作ってみた
https://www.nicovideo.jp/watch/sm10291468
【ツール】デュラララ!!EDパロ作成支援ツールに色を付けてみた
https://www.nicovideo.jp/watch/sm10383301
この結果は私の実力ではなく偶然得られた結果です。この結果から再生数が伸びた理由を考えてみました。
動画の内容はアニメ「デュラララ!!」の前期EDパロディを作成するためのツール紹介です。
投稿当時このEDアニメが放映中で、ニコ動はすでに「デュラララ!!EDパロ」タグでいくつもパロディ動画がアップされていました。
これに乗っかる形でツールを作成し、宣伝用に動画を作成。アップロード。動画の内容はごく普通のツール紹介でした。
再生数が伸びた理由を少し整理してみました。
- ツールの需要が多かった。
予想外に多くの需要がありました。
Pixivでイラストは描いてたけど動画化出来なかった人も結構いたようです。
またあとで知ったのですがWindowsムービーメーカーが縦スクロール出来なかったことも原因の一つみたいです。 - ツール利用者が実際に作成した動画でこのツール解説動画を紹介してくれた。
義務化はしていませんでしたが、動画説明の所でふれてくれる方が結構いたようです。ありがたいことです。 - ゆっくり再生数が伸び続けた。(これは結果ですね。)
ツール利用した動画からのリンク意外に、ブログやツイッターでもじわじわと紹介いただけたのでこれも効いているのだと思います。 - 「デュラララ!!EDパロ」がジャンルとして息が長かった。
アニメ放送は2010年6月に終了したにもかかわらず2012年3月現在でも、新作のパロディ動画がアップされ続けています。
と、このような感じです。
こんな偶然は二度と起こせないと思いますが、目指すべき方向はなんとなく見えてくる気がします。
- 流行には乗っかる。
誰もが流行りものは興味ありますもんね。これは最近の人気動画をいくつかチェックすれば何とかなるのかもしれません。 - ツール利用者に紹介したいと思わせる。
使ってもらって満足してもらう必要があります。
実力で達成できる分野なんですが、これかなり難しい気が…うーん。 - SNSに乗っかる。
これどうやれば乗っかれるんだろう…。ツールそのものと関係ない話題でもいいのかもしれませんね。
うん。これ、無理だわ。偶然でもないと意図的には無理。
実践は無理でも目指したいですね。
どんなもんでしょう
さて、いかがなものでしょうか。役に立てたら幸いです。(立つのかなー。)
今回意図的に動画の内容の作り方については触れないようにしました。私にもよくわからないからです。
お困りの方は、確かニコニコ技術部まとめwikiに構成について書き込みがあったような気がしますので探してみてください。