nicotalk入門 脚本編
Step1.exeを使って台本を作る
動画を作るためには「台本.txt」を作る必要があります。
「台本.txt」を開くとわかると思いますが…字幕と音声で同じ文を2回書かないといけなかったりオプションなどの入力も大変そうです。
そもそも書き方覚えるのも大変そうな気がします。書き方の詳細な説明資料もないようですし。
これは人間向けのフォーマットというよりツールのためのフォーマットですね。
しかしこの辺は製作者の方もよく判っていて、「台本.txt」を作るツール「Step1.exe」が用意されています。
これを使うと人間にとって、見やすく書きやすい書き方で台本データ「脚本」を作ることが出来ます。
しかもツールによる入力サポートも受けられます。
ちょっと特殊なインターフェイスなのではじめはちょっと戸惑うかもしれませんので解説を書いてみました。
脚本ファイルを用意する
「Step1(メモ帳用)」フォルダを開きます。
ここに今の「台本.txt」の元になったテキストファイルが置いてあります。作業場所は本来どこでもいいのですが、今回はここで作業しましょう。
すでに「【nicotalk】Step1(メモ帳用)の使い方.txt」というファイルがありますが、これが今の「台本.txt」の内容の元になったサンプルデータです。
これを参考にして自分のデータを作るといいでしょう。
さてこのフォルダに新しいテキストファイルを作成して下さい。名前はなんでも構いませんが、ファイル名がそのまま動画のファイル名になります。わかり易い名前をつけて下さい。 このファイルは「脚本」と呼ばれ、「台本.txt」の元データになります。
Step1.exeを起動する
作成したテキストファイルを「メモ帳」で開いて下さい。サクラエディタやTeraPadなどではダメです。 必ず「メモ帳」で開いて下さい。ツールはメモ帳でしか動きません。
Step1.exeを起動して下さい。
ディスプレイ左上に「◇待機中」と表示された領域が表示されます。これがStep1.exeです。
先ほど開いたメモ帳をアクティブにして下さい。(クリックして最前面に移動して下さい。)
左上の領域が水色に変わって大きくなります。
この状態がStep1.exeが使用できる状態です。
使い方は書いてあるとおりです。
ほとんどが入力の作業量を減らす機能なので、押してみればすぐに使い方がわかると思います。
ひと通り押してみて動きを確認して下さい。
脚本の入力と台本の出力
サンプル見ながら試行錯誤もいいですが、今回はコレを入力してみてください。 引数の意味や入力サポート機能になれるという意味があるのでコピーせずに手で入力してみることをおすすめします。
霊夢「どうも霊夢です」 魔理沙「どうも魔理沙だぜ」 霊夢「ゆっくりしていってね!!!」echo,s-10,o+10,m=d 魔理沙「ゆっくりしていってね!!!」echo,s-10,o+10,m=1.2 霊夢「音声と字幕のテスト」 (字幕と音声が一致しないよ?) 魔理沙「間のテスト。2行」 (マのテスト。2行) 魔理沙「間のテスト。4行」 (マのテスト。4行) 魔理沙「間のテストはここまで。」 (マのテストはここまで) 霊夢「改行のテストをするよ。/ここで次の行」
書き終わったら上書き保存して下さい。
そして最後に「Ctrl+Enter」を押下して下さい。
「編集中の内容を…実行しますか?」と聞いてくるので「いいえ」を実行します。(慣れてきたら「はい」を使って下さい。)
「台本.txt」を開いて内容を確認して下さい。 先ほど作成した脚本を元にした内容になっているはずです。
ここまで出来たらメモ帳とStep1.exeを終了して下さい。 Step1.exeはEscキーを押すと終了します。
動画の完成
台本.txtが確認できたら、Step2.exeとStep3.exeを実行して下さい。
完成した結果をAviUtlで確認してください。
なお、作成した音声ファイルと画像ファイル、AviUtlのプロジェクトファイルは「出力先」フォルダに保存されます。
どうでしょうか? 台本.txtの見た目と違って意外と簡単に動画が作れたんじゃないでしょうか。 ここから先の細かい設定は解説動画がたくさん出ているようなのでそちらをご覧になったほうがいいかもしれません。